プレ戦略イニシアティブ「学際物質科学研究拠点」活動概要 |
(2008年10月~2009年6月)
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プレ戦略イニシアティブ「学際物質科学研究拠点」は、平成19年10月、革新的ハイブリッド分子創成(代表:寺西利治)、学際光科学(代表:守友浩)の2提案を包含することを条件に採択された。
初年度活動を通して以下の成果を得た。
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(1) 研究推進と国内の連携強化のためのシンポジウム、研究会の開催
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3月13,14日、第1回学際物質科学国際シンポジウム(ISIMS-2008)をつくば国際会議場にて開催した。シンポジウムは、学際光科学、ハイブリッド分子、ナノサイエンス、バイオマテリアルの4セッションからなり、各サブグループで今後の展開を見据えたプログラム編成を行った。招待講演は21件、またポスター講演を公募し92件の発表を得た。参加者数は186人であり、活発な議論と交流が行われた。
「光と物質」研究会を11月10日及び3月3日の2回開催し、相互理解を深め、光科学と物質科学の融合、物理・化学・工学・生物学の融合の趣旨の基、学際光科学の方向性を明らかにした。
国際連携の一環としてネブラスカ大学バイオメディカルセンターとの合同ワークショップをネブラスカで開催するとともに、同センターと部局間提携を締結した。
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(2) 学問領域と人材育成のため学際物質科学研修コース
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2つの研修コース(バイオ、リソグラフィー)と1つの講習会(レーザー安全講習)を開催した。
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(3) 女性研究者・若手研究者の育成
グループ内で公募を行い、書類審査によって女性1件、若手4件に対して研究支援をおこなった。その成果は上記国際シンポジウム(ISIMS-2008)等で発表された。
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(4) 博士後期課程の拡充
研究計画の評価に基づき、後期課程学生8人へ支援を行った。
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(5) 物質科学啓発活動
中高生及び一般社会人を対象として、3月26日(水)に筑波大第3エリアにて学際物質科学体験コースを開催した。
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